『水の戯れ』 檸檬社 1982年
記念すべき初単行本。(笑
当時、経営的に傾いていた版元は単行本出版で活路を見いだすも、あえなく倒産。(早くも2度目!)記憶が定かでないですが編集氏が200部ほど印税代わりに持ってきてくれました。それにプリントゴッコでイラストを入れ(図右)サインを入れて某マンガ専門店に引き取ってもらったのでした。自分で持っていったんです。
ですからイラスト入りのやつは珍しいんですよ。私も持ってませんし。(笑
『水の戯れ』 東京三世社 1985年
数年後に数作品を加減して再び出していただいたのがコレ。
当時はまだ成年指定というものがなかったためにコンビニでも売られていたらしく、普通の人から反応があったのが嬉しかったです。単に少女漫画と間違われたのかもしれませんが。
しかし私のカラーは原色が多くて品がありませんな・・。
『無言歌』 けいせい出版 1983年
実は初単行本のハナシはこの版元からいただいていたのですが、前記のような仕儀とあいなりました。作品が貯まった時点で義理が果たせると喜んだのですが、本自体はあまり売れなかったようです・・。当時の流行とはズレた作品が多かったですからね。流行は完全にアニメに移っていたのでありました。
『メヌエット』 けいせい出版 1988年
「新しい本を出したんだね」と知人に言われ「え?そんなはずは・・」と驚いた本です。
前出の「無言歌」は売れずに取り次ぎの倉庫に眠っていたのですが「倉庫を開けてくれ」 と言われ、やむなくタイトル、カバーを変えて再び市場に出したのでした。私に無断で・・。
電話したら私の連絡先がわからなかったとのことでしたが「本は自分の子供のようなもので処分するには忍びなかった・・」と言われたときには涙が出そうになりました。売れない本で申し訳なくて申し訳なくて・・。
やはり売れなければプロ失格だと思い知りましたが売れない状況はまだまだ続くのでありましたよ。(苦笑
『フリップ・フロップ』 久保書店 1983年
なんだかね、谷口敬ってこんなムチャクチャなことやる人だったのだろうかと読者は思ったかもしれない問題作。(笑)私はけっこうギャグやコメディが好きなんですよ。でも「谷口敬はギャグをやる必要はない」なんて意見もありました。(笑
しかしロリコン本としては老舗の「レモンピープル」はすごい雑誌だったのですねえ。
ブームだったとはいえ、若い人たちに与えた影響は計り知れないかも。
『フリップ・フロップ2』 久保書店 1985年
ますますムチャクチャになってます。(笑
連載に対する展望どころか次回をどうするかも考えずにやってしまったのでした。読者にはそれが一つのスタイルと見えたかもしれませんが、ホントに何も考えてなかったのですよ。
いかんいかん・・。
『フリップ・フロップ3』 久保書店 1985年
ますますますますムチャクチャになってます。(大笑
まあ、これで谷口敬の役目は終わったのでありましょう。もはや初期のロリコンマンガの実験的な雰囲気は薄れ、マイナーなものがメジャーへと躍り出るとき、どうしても数の多い方へと移行せざるを得ないのは自然なことであります。
「ロリコンマンガ」がエロ主体の「美少女コミック」に変質していった、そんな時代でありました・・。
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