『アントニーとクレオパトラ』 桜桃書房 1989年
関わり始めたばかりの出版社からいきなり単行本の書き下ろしの仕事をいただきました。
それまではせいぜい24ページしか描いたことないのに、しかもシェークスピア!なんか学習モノっぽいですね。でも作品のための資料集めはけっこう面白い作業であることを知りました。(エロ本であることも忘れ・・)
『キュリー夫人の生涯』 桜桃書房 1992年
アダルト専門の版元なのに何故「ノーベル賞もの」?と不思議だったのですが、この仕事のための資料探しに嬉々としたのでありました。歴史モノは面白い!
実は私は 萩尾望都 先生の影響を受けているのですが、なにしろエロマンガではその影響を受けたものを試すチャンスがありませんでした。ですから、これはいい機会!と少女漫画の手法などを取り入れたのです。でも結局自分のタッチに落ち着きまして・・。
他の仕事もやりながらでしたのでけっこう大変でしたが、完璧にはほど遠いものの割と満足できた仕事であります。
『EMBLEM』 ヒット出版社 1993年
いわゆるアンソロジー本などで描いたシリアスものを集めたものです。この中のメダマはやはり「コンクリート詰め殺人事件」でしょうか。私は以前からこの事件に関しての資料を収集していましたので、
80ページ近くを一気に描くことができました。別案では、 あのM君事件も候補に上がっていたのですが、さすがにヤバイ!とのことで中止。
しかし、知れば知るほど無惨で切ない事件でした・・。
『巨乳の都』 シュベール出版 1994年
「最近の谷口敬は巨乳モノなんか描いてる」なんて噂がチラホラ聞こえてきました。(笑
ロリコン漫画家としての印象が強いから致し方ないのかもしれないけど「売れなかったんだよー!」「せめて1万人くらい安定して本を買ってくれる人がいたらー!」なんてグチっても始まりません。ロリファンの方ごめんなさいね。でも私「巨乳」嫌いじゃないんですよ。(笑
実はこの時、ヒザを骨折する事故を起こしまして、病室のベッドの上でこの表紙を描いたのでありました。そして他の人にカラートーンで仕上げてもらいましたとさ。(爆
『菊の花押』 Antarctic Press(U.S.A) 1994年
なんと!アメリカで私の作品が翻訳出版されました!
アメリカは・・テキサス? 日本マンガのファンの人がやっているところらしく、私の他にもいろんな人の作品がマガジン化されております。むこうのマンガは2・30ページのペラペラな形態のものがほとんどのようで、40ページで
Specialですと。
前出の「EMBLEM」の中の作品を翻訳したもので「ほほー、英語ではこういうのかー」 と辞書片手にニヤニヤしたのでありました。でもむこうの本は開き方が逆なので、左右逆版になってしまい、デッサン狂いが目立つ目立つ!(涙
ちなみに値段は3ドル 50セント。
『ああプランタン無理もない』 Antarctic Press(U.S.A)1994年
これも同時に出されたヤツ。パソコンで色を付けられた表紙ですが、当時私はパソコンで色塗りができるなんて全く知りませんでした。(恥
「タイトルの意味がわからない」とむこうから言われ、「適当に付けていいよ」と返答したら「Otaku Boy's Desire」(オタク少年の欲望)になってました。(苦笑
「コンクリート詰め殺人事件」も翻訳されるはずだったのですが、当時アメリカでも似たような事件が起こり、中止となったと聞いています。
でもAntarctic Pressって日本語で言えば「南極書房」というところでしょうか。
なんかかっこいいかも。(笑
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